私は10年弱くらい前まで、電気電子系学科の高専生でした。
卒業後は大学に編入し、学部卒で就職。現在は「オーナーズエンジニア」として、プラント等の自社施設の設備管理のお仕事をしています。
この記事では、私が高専生時代に実践しておいて良かったことや、やっておけば良かったな・・・と後悔していることを書いていこうと思います。
書いてる内容は電気電子系特有のことだけでなく、他学科にも当てはまることもありますので、参考になればと思います。
あ、別にロボコンやプロコンで優勝したり、アプリ開発や起業するような「スーパー高専生」になるための方法は書いてないです。
平凡なキャリアの中で、少しだけ得をしたり、楽に生きれたりする方法を書いています。
記事タイトルには「絶対に」と書いていますが、かなり独断と偏見で書いていますのでご注意を。
1年生の間にやっておくべきこと
-
タッチタイピングをできるようにする。
高専生といえば、毎週1回、実験レポートを書かなければなりません。卒業までずっとです。
このレポートというのは、1年生の頃は簡単な実験ばかりなので手書きでも良いですが、2年生以降の実験内容だと手書きは結構しんどいです。私は毎回20~30ページくらい書いていました。
手書きでは無理な量になってきます。1年生のうちにタッチタイピングをマスターしておきましょう。
「タッチタイピング 練習」でweb検索したら、無料で練習できるwebページがいくらでも出てきます。
-
数学・物理・化学・英語・専門教科の勉強をサボらない。
単位を落とさないことはもちろんですが、「単位さえ取れればいいや~」と60点を目指さないことです。常に90点、100点を目指しましょう。
これら5分野が後々になって何に効いてくるかというと、すべて編入試験に関わってきます。
今、進学を目指していなくても、後になってやっぱり進学希望に変わることもあります。かくいう私も、もともとは高専卒で就職するつもりでしたが、3年生のときに進学希望に変わりました。人生何があるかわかりません。
特にこの5分野はおろそかにしないようにしましょう。
教科書や問題集の「例題」や「基本問題」くらいは解法を丸暗記して、確実にテストで解けるようにしておきたいですね。
-
パソコンの仕組みを知る。
拡張子とか、ファイルパス、ショートカットキーなどは、中学生の間はパソコンを使っていてもそんなに意識していなかったと思います。ですが高専や大学、はたまた社会人では文系・理系問わず、超重要な一般常識になります。
とりあえず「パソコン 入門」みたいな本を高専の図書館で1冊借りて読んでみましょう。専門家にまでなる必要はないです。ちょっと詳しいくらいで良いです。
-
プログラミングをやってみる
私の高専ではプログラミングの授業は2年生からでしたが、私は1年生の頃に、少しだけ自己学習していました。その予習のおかげで、いざプログラミングの授業が始まっても、とっつきやすかったです。やっておいてよかった~と心底思いました。
いくら授業で先生に教えてもらえるとはいえ、私みたいに理解力が低い人間だと、いきなり授業が始まって課題やテストをクリアしていくのは少し苦しいかなと思います。
「Visual Studio」というMicrosoft社の無料ソフトをPCにインストールすればプログラミングができます。
私はC言語を勉強しましたが、自分の学校のシラバスを見てプログラミング言語を決めてください。学校の図書館に、プログラミングの基礎に関するテキストはそれなりにあると思うので、適当に1冊選んで、一通りポチポチと例題通りのプログラムを打ち込んでみてください。
別に自分でアプリを作るまでやる必要はないです。テキストを1周するだけでもかなりチカラがつきます。
とりあえず、私の考える、1年生の間にすべきことは以上です。
長くなりそうなので、2年生以降は別記事にしたいと思います!